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メタ思考

「メタ思考」とは、「思考についての思考」のことです。具体的に何らかの思考を行っている自分自身を、客観的かつ俯l敢的に見つめ、「何を考えるかを考える」「どう考えるべきかを考える」という思考法となります。

行動や意思決定などの具体的なアウトプットを思考の対象とするのが「対象レベルの思考」、その対象レベルの思考をさらに思考の対象とするのが「メタレベルの思考」です。メタレベルの思考を行うことで、論点や判断基準が明確になるため、最終的なアウトプットの質を高めることができます。


ステップ1[対象レベルの思考を可視化する]
直面している問題や取り組んでいる課題について、具体的に考えている内容を書き出して可視化します。左ページの例は、広報担当者が現状の問題点や改善点を洗い出そうと考えている例です。

ステップ2[メタレベルで考える]
考えている対象を高い視点から(高い次元から)考えます。何を考えるべきか、どのようなプロセスで考えるべきかを考え、思い浮かぶことを書き出しま
す。考えたいテーマにもよりますが、対象レベルの思考とメタレベルの思考は下記のような要素を意識的に使い分けて考えてみてください。

 それぞれのレベルで考える要素
 メタレベル:上位概念、考えるべき項目、考えるプロセス、評価基準、意味など対象レベル:下位概念、具体的な行動内容、計画、目標設定、事実など

ステップ3[対象レベルの思考に反映する]
メタレベルで考えた結果を対象レベルの思考に反映します。ステップ1の段階で考えられていなかった点について考えたり、明確な基準を設けたことで変更すべき内容を具体的に考えたりします。

ステップ4[メタレベルと対象レベルの行き来を繰り返す]
対象レベルの思考、メタレベルの思考を継続的に繰り返しながら、最終的なアウトプット(行動内容)の質を高めていきます。