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トレードオン思考

何かを得るにはほかの何かを失わざるをえない関係性を「トレードオフ」といいます。

品質とコスト、仕事とプライベートなどが代表的な例として挙げられます。 トレードオフを打破して、2つの相反する要素を両立させようと考える思考が「トレードオン思考」です。

一石二鳥を考えることで、革新的なアイデアの創出を目指します。

❶[得たいものを考える]
例として「荷物を運ぶ道具」について考えてみましょう。手持ちカバンやキャリーケースではなく、「手元の自由さ」を得たくて、リュックサックを利用するとします。

❷[失うものを考える]
❶を求めることで失うもの、犠牲にする必要のあるものについて考えます。例の場合、荷物を背負うことで手が自由になる一方、背中の快適さを失います。夏には汗をかいて不快になることもあるでしょう。このとき、「手元の自由さ」と「背中の快適さ」はトレードオフの関係にあるといえます。

❸[トレードオンを考える]
トレードオフになる要素が書き出せたら、それら2つを同時に得ることができる方法、つまり「トレードオン」なアイデアを考えます。今回の例の場合、「手元が自由で、かつ背中も快適な荷物入れ」を考えることになります。 トレードオンを実現できれば、高いニーズを満たすアイデアを生み出すことができます。


トレードオフヘの対処パターン
トレードオフヘの向き合い方には、 トレードオン思考以外にもいくつかパターンがあります。例えば、 トレードオフを活かして競争優位性を確保する「振り切る」パターンや、2つの要素の「バランスを取る」パターンが存在します。本書では、最終的にどのパターンに落ち着くとしても、 トレードオフだからといって思考停止せず、まず「打破」する方法を考えてみることを推奨しています。